【1927年】ボエド

Boedo

フリオ・デ・カロの1927年の曲。タイトルの「ボエド」はブエノス・アイレス市の中にある地区の名前です。そこには、多くのタンゴ愛好家や、作曲家が住んでいました。今でも、ボエドという下町の地区には、タンゴショーを見れる場所もあり観光地の一つにもなっています。この曲の出版譜には「私の青春時代のボエドの仲間たちに捧げる」と作曲者によるコメントも追記されています。

ワンポイント

ブエノスアイレス市は、「Barrio」バリオ(地区)に分けられており、現在は全部で48のバリオがあります。「あなたはどのバリオに住んですの?」という流れは会話の中でよく聞かれます。

曲名になっている「ボエド」は、タンゴ発祥の地、またはタンゴが盛んな街とされているバリオの一つです。ちなみにタンゴが生まれたバリオと自信を持っているバリオはたくさん。
どの地域も、自分たちのバリオに誇りを持っていて、自分の住む街を愛している様子がうかがえます。

Julio De Caro

引用:Wikipedia

フリオ・デ・カロ(Julio De Caro, 1899年12月11日 -1980年5月11日 )は、フリオ・デ・カロ楽団代表でタンゴの作曲家でありバイオリニスト。
幼少よりバイオリンを学び、1916年からすでにタンゴオーケストラで演奏を始めました。その後、自身でもフリオ・デ・カロ6重奏を展開し、アルゼンチンタンゴに「編曲」という要素を重要視し、各楽団のスタイルを確率させ、個性を出していくというタンゴ音楽の表現の一つの先駆者となり、その後のタンゴ界にも多大な影響を残しました。アストル・ピアソラの「デカリシモ」という曲は、このデ・カロに捧げる「めっちゃデカロ」という意味。

Dante A. Linyera

ダンテ・リンエラ(1903年8月10日- 1938年7月15日)ブエノスアイレスの詩人・作詞家・作曲家

アレンジ楽譜

 

memo

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この記事を書いた人

大長 志野

2011年より南米アルゼンチン・ブエノスアイレスで生活。
現地のタンゴシーンで数々の作品に携わり、作品をリリース。
ブエノスアイレスではタンゴ楽団Barrio Shinoを組織。
2018年には同バンドにてアルゼンチンタンゴの巨匠:ロベルト・アルバレスをゲストに迎えた「Festejando」をリリース。

癒しの周波数と言われる432hzで調整されたピアノ音源でタンゴピアノソロ作品を配信中。