このセットはもう一つ広角ズームレンズがセットになってランク4で1ヶ月レンタルすることができます。
オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROのレンズが2022年時点で中古でも10万以上するので、結構コスパのいいレンタルであると言えます。
まずは作例
基本的にレンズ自体は予備知識なしで撮影してみましたが、やはり45mm F1.2 PROが素晴らしいレンズで、同梱されていた広角ズームレンズは使わずに45mm F1.2 PROのみで撮影していました。

しっとりした質感の中にあるフィルムっぽい空気感と合わさり欲しくなりました。
屋外
近所の公園を撮影。
NDフィルター等はなしで極限まで絞って撮影しています。
この点BMPCC6KproはNDフィルターが本体に内蔵されていて、どのレンズでも内径など気にせずNDつけれるので便利ですよね。
基本的に動画撮影する際はNDフィルターは必須のアイテムであると言えます。
屋内
Kotaro Studioの自慢のランチをご紹介!
といいたいところですが、筆者一人で完食です。
仕事→みんなでランチ→収録→ロケハン→仕事
みたいなスタジオを創りたい!
と想いを込めて焼き上げました!
上沼恵美子さんのお好み焼きレシピを参考にしており、粉は卵の繋ぎを強めるための補助接着的扱いで振りかけるのがポイント。
こうすることで卵ベースのより高タンパクでヘルシーなお好み焼きに仕上がります。
ライトも基本1灯で創りながら一人で撮影しているので適当になってしまっています。
Proresで撮影しているので編集で結構いじってます。
BlackmagicRAW VS Prores
BMPCC4K~のシリーズでの話ですが、動画の形式をBlackmagic RAWかProresかを選択できるようになっています。
やはりダビンチリゾルブでの編集が前提となる機材ですので、Blackmagic RAWで撮影したいところですが、FINAL CUTでいろいろプラグインやLUTデータなど揃えている方もいらっしゃるかと思います。
筆者もFINAL CUTでのプラグイン資産があったのでテスト的にBlackmagic RAWで撮影し、ダビンチでカラグレのテストなどしてみましたが、上記のYoutube動画のテスト映像はProresで撮影しています。
やっぱりBlackmagic一本で勝負する方はBlackmagic RAWが最高ですよね。
それに数年ぶりにダビンチリゾルブを使用しましたが、やっぱり使いやすいソフト。
映像製作チームにいたころはダビンチリゾルブを使用していましたので懐かしい気持ちになったのと非常に編集がしやすいGUIで良いソフトだな〜と改めて実感しました。
SDカードの開口部
かなり細かいレビューをすると、SDカードの出し入れをする開口部が開けにくい点。
SDカードへのアクセスって結構ストレスになる機材は多いですが、BMPCC4Kもちょっとアクセスしにくいなと感じました。
マイク部
ミニXLRでモノラル収録できる使用になっています。
音鉄さんのバイブルを作りました!音響のプロが教えるマニア度別音鉄デビューセット!
当スタジオのオーディオ講座などをご覧になっている方であればNGであることはご理解いただけるかと思いますが、やはりここは映像機器ですからマイクアンプやADCなどは全く信頼できません。
6Kからはステレオになっているみたいですが4Kはモノラルのまま。
オーディオの収録をする際は必ず別のマイクアンプやADCを使用することをおすすめします。

オーディオのデジタルインが搭載されればセッティングもかなり広がりますよね。
金田式電流伝送DC録音の音をそのままBMPCCへ映像に同期なんてできないかな・・・
今回紹介した作例ではマイクロフォンは内蔵のものをそのまま何も加工せずにノーマライズもせずに使っていますが、もう音は最初から録るつもりがなかったのでBGMがメインになっています。
持った時の質感
大きさ、重さなどはさすがの質感。
素晴らしいです。
筆者が相当手が大きい方なので手の小さな方にとっては結構しんどいのではないか?という具合。
まとめ
- 発売当時は衝撃的な存在だったBMPCC4K。
- 写真機と動画機は別物だと改めて感じさせてくれる動画クオリティー。
- 6KPROの半分の価格なので今からでも検討できる機材。
- Prores等FINAL CUTをベースにしている方はダビンチなしの中古を狙うのもあり!?
動画も写真も強いソニーがやっぱり最強で、ソニーの良いやつ買ってれば動画も写真もいける!
APSだけど動画に強い富士フィルムとソニーで悩む・・・
とかいろいろ悩みを抱えていた時期がありましたが、やっぱりBMPCCを使うと写真と動画は全くの別物でありちゃんと区別して使い分けないといけないと実感します。
もちろん昨今のミラーレス機であればその動画性能たるやもう開いた口が塞がらないレベルなのは確かですが、根本的な何か質感というか、そのものが違うといいますか別物なんですよね。
6Kproが主流ではありますが、これが30万超えで4Kは6Kproの半分ほどのお値段で買えるので今からでも狙い目だと思います。
4KでProres撮影するにしてもかなりの容量とそれなりのPCスペックは必要になりますからそのあたりは要注意。
ちなみに筆者はM1 Macbook airを使っています。

ストレージはかなり必要に・・・
公園の映像は2分くらいのカットを7テイクほど収録しましたが、それでも70Gを超えていました。
ノートPCで編集する場合はBMPCC4Kであってもなんらかの外付けストレージは必須になると言えます。
で、GOOPASSの使い所で行くとランク4でもBMPCC6Kのノーマル版はボディのみですが、1ヶ月借りれますのでキャノンEFレンズ資産がある方は気軽に6Kを試せますね。
Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K他にはBMPCC6Kだけを購入してEFレンズのいいやつをレンタルするという手もあります。
ランク4だとEF70-200mm F2.8L IS III USMあたりもレンタルできるのでいいですよね。
筆者も6Kを購入する機会があれば、EF70-200mm F2.8L IS III USMレンタルして是非使ってみたい。
EF70-200mm F2.8L IS III USM他にもOtus 1.4/55などはランク4でも1WEEKレンタルが可能になってますので、試してみたいですよね。
Otus 1.4/55 [キヤノン用]うーん。。。
やっぱりGOOPASSは全国のカメラマニアたちの夢の国だ・・・
なんとなくですが、個人所有のボディを一本決めて高級レンズをレンタルしまくるという楽しみ方が個人的には性に合っている様な気がします。


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服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。
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