アメリカ合衆国ラスベガス – 2023年4月16日 (日)
Blackmagic Designは世界最先端のデジタルフィルムカメラとしてBlackmagic URSA Mini Pro 12K OLPFを発表しました。
12Kスーパー35イメージセンサーに高性能光学ローパスフィルター(OLPF)を追加した新モデルです。
世界各地のBlackmagic Design販売店にてUS$6,385で販売中で、日本での希望小売価格は税込911,800円となっています。
Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPF公式ページ
12Kをスーパーサンプリング
12Kからオーバーサンプリングすることでハイエンドスチルカメラのような繊細な表現が可能な8K、4K素材を得ることが可能になります。
フレームレート
12Kで60fps、8Kで120fps、4Kスーパー16で240fpsまでフレームレート設定が可能です。
PLマウントとは?
PLは「Positive Lock」の略。
映画撮影用機器を作るARRI社が16mm、35mmフィルムカメラ用に開発したレンズマウントになります。
LDS(レンズデータシステム)にも対応。
電気接点から取得したレンズデータをカメラやほかのアクセサリーで表示することが可能です。
PLマウントのレンズはシネマカメラ仕様になります。
Tokina(トキナー) 11-20mm T2.9 CINEMA PLマウントや、SIGMA 18-35mm T2 / PL mountなどがあります。
PLマウントはEマウントに変換することもできますのですでにソニーのシネマカメラがメインの方も乗り換えがしやすいですね。
Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPFはしっかりNDフィルターは内蔵されています。
その他、デュアルCFast、UHS-II SDカードレコーダー、SuperSpeed USB-C拡張ポートなども搭載。
映画制作からテレビ番組まで
12Kセンサーにマッチした高性能光学ローパスフィルターを採用。
IRフィルターが大幅に改善されており、遠赤色の色反応が向上しているとされています。
Blackmagic URSA Mini Pro 12Kを発表して以来、LEDビデオウォールを使用したバーチャルプロダクションなどの新しい制作方法により適したカメラの開発に取り組んできました。
このため、センサーに完璧にマッチする光学ローパスフィルターの開発に多大な時間と労力を費やしました。
この光学ローパスフィルターは、モアレなどのアーチファクトを低減するだけでなく、URSA Mini Pro 12Kのディテールやカラーを維持し、向上させます。
撮影監督たちがこの高解像度カメラをバーチャルプロダクションで使用してどのような作品を作るのか、とても楽しみです!
Blackmagic DesignのCEO:グラント・ペティ氏
DaVinci Resolve 18.5を発表
DaVinci Resolve 18.5も発表されています。
ワークフローを高速化するためのツールを追加したメジャーアップデートです。
カラリストの新しい光源ツールとなるResolveFXリライトなどのAIツール、VFXアーティストのコラボレーションが向上するUniversal Scene Descriptorファイル、オーディオエンジニア向けのAIオーディオ分類ツールおよび音声テキスト化編集は、すべてプロジェクトのワークフローを高速化し、クリエイティブな時間を増やす上で役立ちます。
カットページの新しいメニューも簡単に使用でき、作業がスピードアップします。
作業を高速化し、よりクリエイティブにするために、皆様がこれらの新ツールをどのように使用しているのかを伺うのを楽しみにしています。
Blackmagic DesignのCEO:グラント・ペティ氏
DaVinci Neural Engine AIは、オーディオクリップを自動分析。
分析結果に基づいてクリップの並べ替えを自動化することも可能になっています。
Fairlightページではオーディオトラックがグループ化できるようになりました。
ミックスのオートメーションやオーディオ編集がより高速にできるように。
オーディオ面も強化されているDaVinci Resolve 18.5とBlackmagic URSA Mini Pro 12K OLPF の組み合わせ、可能性は無限大ですね。
プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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