BEHRINGER B-2 PRO コンデンサーマイク 音質チェック

21世紀に入り、ベリンガーを初めとして多くの新興メーカーが「安価で手に入る高級マイクの音」をテーマに往年の名器に寄せたマイクロフォンを製造してきました。

B2proはベリンガーから発売され、発売当初はそのコストパフォーマンスから、一時話題になりました。

現在では、様々な種類の安価で手に入る高級マイクの音がするコンデンサーマイクが出ているのでその存在感は薄まりつつあります。

DPAやショップスのように、気合いの一本というのもいいですが、プラグインなどを使った編集前提で、こういうマイクを複数揃えてセッティングしていく方法もまた楽しみの一つかもしれません。

本日はマイク性能をしっかり把握するために、B2pro×2での、無指向性ステレオペアワンポイント録音の音源と、一般的なボーカルマイクとしての性能をチェックしてもらいたいと思います。

BEHRINGER ( ベリンガー ) / B-2 PRO コンデンサーマイク

特徴を簡単におさらい

ポイント

B2proの特徴はなんといっても、 無指向/単一指向性/双指向性 を切り替えられる点です。

このため、ボーカルマイクも歌い手の特性によって切り替えることもできますし、ラジオ収録やナレーションの収録なども柔軟に切り替えて使用していくことができます。

大口径マイクですので、ステレオペアで収録の場合、当然自然界でのロケ収録には適していません。

基本的にはスタジオ収録となるかと思います。

また、 -10dB アッテネーター も搭載されているため、打楽器や、ドラムセットなどの収録にも対応可能。

キャリングケース、ショックマウント(3/8、3/5インチ変換ネジ付)、ウィンドスクリーンがセットになっており、マイクスタンドとケーブルさえあれば収録可能となっています。

では早速音のチェックいってみましょう。

クラシックピアノ

まずはチャイコフスキーの名曲から。

四季:クリスマス

DACはZOOM UAC-2。

ピアノはヤマハS400Bです。

大口径らしい余裕がしっかりと感じられます。

ポイント

少し奥行きにシャリシャリしたニュアンスが感じられますが、この辺りは価格相応といったところでしょうか。
この動画ではそこまで追い込んで編集はしていませんが、例えば同テイクの音源にて各定位2トラックずつ設定し、弱点克服トラックと称して弱点を追い込むトラックなどを作り創り上げていくことで仕上げていくことができるかもしれません。
高級マイクだとこの辺りの手間が省けるので作業効率と予算との相談。。。となりそうですね。

続いては編集にて少し深めにリバーブをかけて、伸び方のチェック。

非常に自然な伸び方で、収録後の編集の幅も広そうですね。

それぞれ二個のB2proを最適な感覚でステレオペアとして収録しています。

続いて歌のテストを見てみましょう。

ポップガードなどつけずに、そのままの状態で収録。

筆者はマイク収録とピアノ演奏だけ参加しています。

埋め込み禁止となっていますが、Youtube上にて再生してみてください。

→こちらはポップガード在りのボーカル音源

ちなみにピアノはNIのサンプリング音源のみを使用しています。

安価で高級マイクの音

しかし、無指向性マイク前提であると言えるかもしれません。

基本的に指向性マイクは価格に比例して性能が増していくため、無指向性のような爆発的なコスパは生まれにくいと言えます。

現に指向性マイクとしてのテストでは本当にただ範囲が狭くなるだけ。。。という印象を感じました。

オススメな人

  • 手軽に大口径マイクの性質や特製を理解したい人
  • 大口径マイクでステレオペア録音を始めたい人
  • ナレーションやラジオ収録に三種類の特性を使い分けたい人
BEHRINGER ( ベリンガー ) / B-2 PRO コンデンサーマイク

現在であれば往年の名器を安価で提供する新興企業がかなり出てきています。

特にポッドキャストが目的の方など、例えばLEWITTはいかがでしょうか。

コスパはLEWITTの方が圧倒的に上であると感じます。

【コスパ最強!】LEWITT ( ルウィット ) / LCT440PURE 音質チェック

他にもWA87というマイクロフォンもU87をモデルにして作られており、最近人気の新興オーディオ企業となっています。

ポイント

筆者も買ってみようかと思いましたが、Youtubeなどのレビューを見ているとU87との差はかなり圧倒的で、WA87は少しコスパ悪いな。。。と正直感じています。
コスパでポッドキャストマイクであれば今のところLEWITTがベストかな?と感じています。

みなさんの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

こうたろう

元ピアニストでフォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動を開始。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてヨーテポリを拠点に活動するシンガーアーティストLindha Kallerdahlとセッションを重ね声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後単身ドイツ・ケルンへ渡独。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、活動を開始。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。