※この記事は2020年6月29日に更新されました。

21世紀に入り、ベリンガーを初めとして多くの新興メーカーが安価で手に入る、高級マイクの音をテーマに往年の名器に寄せたマイクロフォンを製造してきました。

B2proはベリンガーから発売され、発売当初はそのコストパフォーマンスから、一時話題になりました。

現在では、様々な種類の安価で手に入る高級マイクの音がするコンデンサーマイクが出ているのでその存在感は薄まりつつあります。

DPAやショップスのように、気合いの一本というのもいいですが、プラグインなどを使った編集前提で、こういうマイクを複数揃えてセッティングしていく方法もまた楽しみの一つかもしれません。

ただし、まだ録音を勉強し始めたばかりの方や、初心者の方は、こういった低予算の中途半端なマイクを最初に購入するよりも最初に良い音を体験できる機材を揃えるべきだと個人的には思います。中途半端な音で耳が創られてしまうと逆に遠回りになってしまいます。

本日はマイク性能をしっかり把握するために、B2pro×2での、無指向性ステレオペアワンポイント録音の音源と、一般的なボーカルマイクとしての性能をチェックしてもらいたいと思います。

特徴を簡単におさらい

ポイント

B2proの特徴はなんといっても、 無指向/単一指向性/双指向性 を切り替えられる点です。

このため、ボーカルマイクも歌い手の特性によって切り替えることもできますし、ラジオ収録やナレーションの収録なども柔軟に切り替えて使用していくことができます。

大口径マイクですので、ステレオペアで収録の場合、当然自然界でのロケ収録には適していません。

大口径マイクと撮影機材を自然界の中でセットで移動するとなると考えただけでぞっとしますね。。。

基本的にはスタジオセットだにゃ!

また、 -10dB アッテネーター も搭載されているため、打楽器や、ドラムセットなどの収録にも対応可能。

キャリングケース、ショックマウント(3/8、3/5インチ変換ネジ付)、ウィンドスクリーンがセットになっており、マイクスタンドとケーブルさえあれば収録可能となっています。

では早速音のチェックいってみましょう。

クラシックピアノ

まずはチャイコフスキーの名曲から。

四季:クリスマス

DACはZOOM UAC-2。

ピアノはヤマハS400Bです。

大口径らしい余裕がしっかりと感じられます。

続いては編集にて少し深めにリバーブをかけて、伸び方のチェック。

非常に自然な伸び方で、収録後の編集の幅も広そうですね。

それぞれ二個のB2proを最適な感覚でステレオペアとして収録しています。

続いて歌のテストを見てみましょう。

ポップガードなどつけずに、そのままの状態で収録。

※こうたろうブログはマイク収録とピアノ演奏だけ参加していますので、埋め込み禁止となっていますが、Youtube上にて再生してみてください。

→こちらはポップガード在りのボーカル音源

ちなみにピアノはNIのサンプリング音源のみを使用しています。

安価で高級マイクの音

比較的安価で高級マイクのような音が得られます。

しかし、無指向性マイク前提であると言えるかもしれません。

基本的に指向性マイクは価格に比例して性能が増していくため、無指向性のような爆発的なコスパは生まれにくいと言えます。

オススメな人

・手軽に大口径マイクの性質や特製を理解したい人
・大口径マイクでステレオペア録音を始めたい人
・ナレーションやラジオ収録に三種類の特性を使い分けたい人

検討見送りな人

・気合いの一本として期待している方。
・録音や音響の勉強を始めたばかりの方。

気合いのマイクが欲しい場合はショップスかDPAあたりはいかがでしょうか?最初に中途半端な音のマイクで耳を作ってしまうと後々困ることになってしまうかもしれません。

・ソロでのラジオ収録のみで、自宅の固定スタジオで仕事をこなしていきたい人。
→b2proと似たようなコスパ最強を狙った安価で良い感じのマイクは他にもありますので、じっくり検討してみてもいいかもしれません。

みなさんの参考になれば幸いです。