ドイツなどの国際チームが2023年の3月22日に、ベートーベンの髪の毛から全遺伝子情報を取得したとニュースになりました。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

1770年12月16日頃 – 1827年3月26日.
ドイツの作曲家でピアニストでした。
音楽史において重要な作曲家の一人であり、日本では「楽聖」とも呼ばれています。
ベートーベンを略歴でみるのにはとても長い時間がかかりますから、超簡単に説明すると、古典派音楽の集大成でありロマン派音楽の先駆者であると言えます。
これは特にわかりやすいのがベートーベンのピアノソナタの前期と後期で分けてみると意味がわかるかと思います。
ちなみにベートーベンのソナタはこれはもう間違いなくダニエル・バレンボイムの演奏がおすすめ。
王道にして完璧なベートーベン象を描いてくれます。
まるで音律までオリジナル?かと思うほど独特なタッチで展開していくので、ベートーベンのピアノソナタはこれ一本でOK。
変わり種がよかったら、バレリー・アファナシェフをおすすめしておきたいと思います。
通の中でも賛否分かれまくりの演奏ですし、間違っても音大生のみなさんはしっかりと自分のアナライズを確立してから真似するようにしましょう。
解析された遺伝子とは?
ベートーベンは20代から聴力低下や腹痛、下痢に悩まされていたと伝えられており、50代に入ると肝臓病の兆候である黄疸も出ていました。
今回の髪の毛の分析で肝臓病の変異を発見したとされています。
晩年は「毎日、昼食時にワインを1リットル以上飲んでいた」との証言もあり、今回特定した遺伝子体質を照らし合わせてこのような大量飲酒をした場合、医療データベースでみると肝硬変が一般の40倍にもなることが判明しました。
昼食時に一本半。
この証言から想像するに一目のつく昼間でこれですから、変わり者といわれてきたベートーベン、夜は一人酒?
昼間よりも多かったかもしれませんよね。
ちなみにベートーベンはコーヒーの豆をきっちり60粒数えて淹れていたそうです。
当時は安全な水の代わりにアルコールを飲むのが一般的。
ドイツといえば、白ワイン(リースリング)ですからビールを選択する人が多い中、アルコール度数が倍以上あるワインを飲み続けるのは非常にリスキーですよね。
単純に好きだったのか、酔いたかったのか、ビールが嫌いだったのか。
ベートーベンが大酒飲みだったことは間違いないようで今回の解析でまた一つベートーベンの人物像、暮らしっぷりが垣間見えました。
ではでは。
プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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