【アルゼンチンタンゴ】おすすめ ピアニスト 5人

※この記事は2020年6月30日に更新されました。

タンゴ音楽には興味があるけど、どんなピアニストがいるのか?

気になりますよね?

本日はアルゼンチンタンゴのピアノを始めてみたい入門者向け、また、現地で人気のアルゼンチンタンゴを知りたい方向けに筆者の独断と偏見でおすすめのピアニストを5人紹介したいと思います。

ちなみにタンゴのアーティストに関しては僕が運営している「芸術工房Pinocoa」のタンゴ名鑑にて超詳しくアーカイブしていますので、本格的にタンゴのアーティストや情報をゲットしたい方は是非ピノコアのブログまで遊びに来てくださいね。

ホセ・ぺぺ・コランジェロ

José Colangelo 1940年~ブエノスアイレス産まれ。

15歳からタンゴピアニストとしてブエノスアイレスで活躍しています。

現在79歳ですが、現役バリバリで演奏活動を続けています。

伝説のバンドネオン奏者アニバル・トロイロ楽団の最後のピアニストとして活躍した事でも有名。

明るい音と、人を笑顔にするような独特の編曲が魅力的!

そして、何と言っても、彼はショーマン!

音楽はよくわからないなぁ。

と思っている人にも、音楽は楽しい!!!と思わせてしまうだけの力が彼の音には秘められています。

ステージではそんなショーマンな彼ですが、一方でプライベートは、出不精で、テレビでのサッカー観戦が大好き。

現在の愛用のピアノは、なんと電子ピアノ。

彼を見ていると、ピアノは関係なく、心と腕でピアノの音は作れるのだなと実感させられます。

タンゴの歴史を走ってきた現役バリバリのピアニストなので、ブエノスアイレス観光の際は是非彼のライブをチェックしてはいかがでしょうか?

カルロス・ガルシア

Carlos Garcia (1914 -2006)ブエノスアイレス出身

数々の楽団でピアニストとして活躍してきました。

フォルクローレにも精通し、タンゴとフォルクローレのピアノソロをたくさん残しています。

彼の演奏する音は大変美しく、独特な間と空気感を醸し出しているのが特徴。

演奏からはまるで匂いが届いてくるような錯覚に陥ります。

92才で亡くなるまで、現役で仕事を続けていました。

音楽を愛し、ピアノを愛し、そして何よりもタンゴへの深い愛情が彼の演奏から伝わってきます。

オラシオ・サルガン

Horacio Salgan (1916 -2016)ブエノスアイレス出身

100才まで生きたピアニスト。

軽やかと思いきや、重厚なリズム。

なんとも言えないスウィングは、ジャズ、フォルクローレ、タンゴ、クラシックに精通していたサルガンならでは!

速いパッセージも、難易度の高いことも、いとも簡単に、まるで遊んでいるかのように聞かせてくれます。

テクニック、音楽性、アイディア、センス、すべてを兼ね備えたスーパータンゴピアニスト。

現在 彼の息子で、元レーサーのセサール・サルガンが、ピアニストとして父オラシオのあとを追い、サルガンの音楽を受け継いでいます。

ニコラス・レデスマ

Nocolás Ledesma(1965 -)ラ・パンパ出身

公式ホームページ(日本語あり)

ブエノスアイレスブエノスアイレスから500kmほど離れたラ・パンパ出身。

ピアノ調律師の父の影響で幼少からピアノに親しみ、14才からプロとして演奏活動を開始します。

その後、先ほど紹介したオラシオ・サルガンに師事するため、往復24時間かけてブエノスアイレスまでレッスンに通っていました。

その後ブエノスアイレスに住むようになり、本格的にタンゴピアニストとして、多くの楽団・マエストロとも共演し、活躍します。

バレンボイム指揮によるブエノスアイレス交響楽団との演奏では、オラシオ・サルガンの代役を務めることになります。

まるでピアノと会話をしているかのような色彩感豊かな音色と、感情をダイレクトに打鍵へと伝える繊細なタッチ、時にダイナミックなアプローチとのコントラストはまさに芸術と言えます。

ピアノ教師としても多くの優秀なタンゴピアニストを育てています。

オスバルド・プグリエーセ

Osvaldo Pugliese (1905- 1955)ブエノスアイレス出身

この人だけは外せません。

筆者がタンゴ音楽にはまってしまった原因はこの人。

上記の動画では1分6秒あたりからプグリエーセの演奏が始まります。

彼の演奏を聴くと、ピアノというのはテクニックや小難しい技術はいらないと改めて思い知らされます。

センスと、リズム感がもう神レベル。

プグリエーセの楽団で最終的に第一バンドネオン奏者となったロベルト・アルバレス氏の話によると、「プグリエーセは難しい音楽(音がたくさんあり、技術を披露するよりも、いかにリズムで(少ない音数で)タンゴを表現できるかを重視していた。」と語られています。

[su_box title=”ロベルト・アルバレス氏のエピソード” box_color=”#ffe221″]プグリエーセ楽団への入団オーディションの際、アルバレス氏は自身で用意していった難しいアレンジのタンゴを演奏したあと、プグリエーセからこう言われたそうです。
→「ちょっと君、なんかタンゴ弾けないの?」
プグリエーセがリズムやセンス、匂いを一番に大切にしていたことが伺えます。[/su_box]

その後、メロディと和音を覚えていた「El pollo Ricardo」というタンゴを簡単な伴奏で弾いて、見事メンバーとして迎えらました。

その他、メンバーが編曲した楽譜をみて、「音が多すぎる!この美しいベートーベンを聞きなさい」といって、ベートーベンのある曲の冒頭をピアノで演奏。

「この音数で、なんとも美しい音楽になるだろう?編曲やり直し」

といったエピソードも伝えられています。

シンプルに、そしてシンプルさから導き出される究極の美しさを彼のピアノから感じることができます。

タンゴのリズムスタイルの一つである「LA YUMBA」は彼が創り出しました。

本当に神がかっている存在。

筆者の独断と偏見ですが、まさに「タンゴの神様」と言わせてください。

まとめ

もちろん、ここで紹介した以上に優秀で魅力的で個性的なタンゴピアニストはたくさんいます。

みなさんのお気に入りは見つかりましたか?

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