本日はオーディオファンからは長年愛され続けてきた旭化成エレクトロニクスのVELVET SOUND ブランドシリーズから新しいDACが発表されてのでピンしておきます。
AK4490R
最大768kHzまでのPCMに加え、DSD 11.2MHzの入力をサポートしています。
6種類の32bit デジタルフィルターを内蔵。
PCM/DSDの自動切り替え機能も搭載しています。
AK4493S
新開発の歪低減技術により業界最高水準の低歪特性を実現し、新規搭載OSR-Doublerの技術により、広い信号帯域・低帯域外ノイズ特性と低消費電力を両立しました。
こちらも6種類の32bit デジタルフィルターを内蔵。
最大768kHzのPCM。
DSD 22.4MHzに対応。
PCM/DSD自動切り替え機能も備えます。
DSDノーマル時代?
近年DAC面に関しては中国系のハードの性能向上により、特にオーディオにこだわりのない視聴者でも192khzを超えるハイレゾ再生やDSD音源の再生が当たり前になってきました。
例えばこちらなどは一万円そこそこでPCMで384kHzまで対応し、DSD再生も可能にしています。

こちらのDACはES9038Q2Mが採用されています。

AK4493Sが搭載された機種ももうすぐ登場するでしょうから今は待った方がよさそうですね!
BurrBrown
他にも有名なチップメーカーといえばBurrBrownがあります。
Tascam DA 3000 にはBurrBrownのチップがDAC(PCM1795) / ADC(PCM4202)搭載されています。
TASCAM ( タスカム ) / DA-3000 マスターレコーダー/ADDAコンバーター
ちなみにこのDA3000は筆者の師匠であるタイムマシンレコードの五島昭彦氏曰く、かなり良い音(DAC部)だそうで、確か2台か3台購入されてました。
とはいえ、五島氏が使用しているアンプ類は金田式のものなので、私たちが市販品を使って五島氏の言う良い音を再現可能かどうかはわかりません。
ちなみにコンバーター自体は金田式ADCを使用しているため何に使うのか?という質問をしたところ、デジタル入出力部のみを使用しているとのことでした。(BNC SDIF-3入出力)
筆者もかなり悩んだのですが、DA3000はマイクアンプが非搭載なんですね。
かなり純粋なADDAコンバーターまさにマスターレコーダーとなるため、関連機器の選択に神経を使いそうなので筆者は見送りました。
まとめ
DSD 11.2MHzが日常的に使われるようになればオーディオコンテンツ制作もまた変わってくるかもしれません。
タイムマシンレコードではすでにDSDでの記録はデフォルト化しているそうです。
筆者は自作するほどのオーディオマニアではありませんが、オーディオコンテンツを取り扱うスタジオとしてはこれらチップの動向や、DSDでの制作もしっかり意識しておかないとすぐに時代に取り残されてしまいそうです。
現状Spotify等の大手配信サービスではそこまでの音質サポートはまだ視野にも入っていない状態だとは思いますが、5G以上の通信速度や、データサーバーの拡大などが今後進めば大手配信サイトやラジオでさえハイレゾ、DSDクオリティーの配信が日常化するかもしれません。
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市販されているものではないので、かなりのオーディオマニア向けですが、興味のある方はご覧ください。
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